ひとつひとつ、手作りしています
くろ玉は、まるいあんこ玉に羊羹をかけた、昔ながらの和菓子です。
熟練の職人たちが、繊細な羊羹の状態を見極めながら、ひとつひとつ手づくりしています。
「くろ玉」は手づくりでなければ作れないお菓子です。
火にかけた黒糖羊羹の鍋の中に丸めたうぐいす餡を放り込み、 すかさずすくい上げます。熟練の職人の手によって、3秒に1個のペースで羊羹がかけられ「くろ玉」ができあがります。
青えんどう豆の味わい、豊かな黒糖の甘み
「くろ玉」の餡は、青えんどう豆を煮て練った「うぐいす餡」。
青えんどう豆だけでつくる鮮やかな緑色です。
そこに、粒の食感を残しながら煮た青えんどう豆も加えて、
豆本来の優しい味わいを引き立てました。
餡を包むまわりの黒い羊羹は黒糖羊羹(ようかん)。
こくのある黒糖羊羹で包んだ、風味豊かなお菓子です。
こくのある黒糖とうぐいす餡のやさしい2つの甘味が、互いの美味しさを引き立て合う。お茶にもコーヒーにも合う和菓子です。
山梨のロングセラー和菓子
元祖くろ玉が誕生したのは1929年(昭和4年)のこと。
さまざまな形の餡に羊羹をかけ、試行錯誤した末にくろ玉が誕生。
その味は、お客様の好評をいただきすぐさま大ヒット商品になりました。
それ以来、今もなお幅広い世代に愛されるロングセラー商品です。
澤田屋の始まりは、菓子の卸問屋でした。全国の良質な原材料が手に入る環境だったからこそ、北のえんどう豆と南の黒糖をつかったくろ玉が生まれました。
素材の風味と美味しさを追求し続けるお菓子づくりは今もなお職人に受け継がれ、発売当初と変わらない製法で手作り。